1994年秋、当時すみれ教室(乳幼児通園療育施設)に子どもを通わせていた保護者が、情報交換や交流・親睦を深めたいとの趣旨で、以前に自然消滅していた「保育保護者会」(すみれ教室に在籍しながら、保育園・幼稚園に通う子どもの保護者の連絡会)を復活させました。

そのメンバーの子どもたちがすみれ教室を卒園し、就学後は「保育保護者会・小学部」として引き続き活動をしていましたが、「保育保護者会」の名前を使うのはすみれ教室の会と間違われ易く紛らわしいとの意見もあり、1997年9月に、新たな名称を考えることとなりました。

 様々な意見が出た中で、飛行船のように、障がいのある子ども達が、のんびり、悠々と大空に飛び立てることを願って、そして、漢字が読めない子どもたちにも読める様にとの思いで「ひこうせん」と名付けられました。

 そして、1997年9月11日に正式に「ひこうせん」が発足する事となりました。発足当時は、就学後の子どもたちの親が対象の会でしたが、未就学の兄弟のいる保護者の入会をきっかけに未就学児の親も対象となって行きました。

 その後、発足時小学生だった子どもたちが中学、高校と進学し、就労という頃には対外活動も増え、現在に至っています。発足当初、会の補足説明が付いていましたが、いつの頃からか使われなくなってしまいました。「ひこうせん」だけでは何の会だか分からないという声もあり、会の実態説明のために「知的・発達障がいのある人とともに育つ会」と新たに付け加えることになりました。